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県知事・市長・町長、地方行政の首長3段階のFacebook活用法

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首長もFacebookを使う時代へ

 元々、国会議員・県議会議員などの政治家のソーシャルメディア利用は勿論、話題の佐賀県武雄市樋渡啓祐市長を始め、県知事・市長・町長など、地方の行政の首長のFacebookページや個人アカウントの利用が増えています

 しかしながら、Twitter時代と同じく、とりあえず登録をしただけで終わっている。もしくは、活用するかを迷ったまま。そんな首長も多いと思われますので、行政の首長がFacebook を活用する、3段階の方法について示します。

行政の首長。3段階のFacebook活用

時間少・リスク少で有効活用型

 親友、及び自分のブレーンなど、濃密な人間関係だけに使用を絞るパターンです。

 あくまで、個人的な親友、および自身のブレーンや、影響力を持つ知人など、極一部の限られた人のみ、交流を行います。

 この方法のメリットは、多忙であっても、iPhoneなどを使い、自分のスキマ時間を使えば良い点。

 また、首長と交友関係にある方々は、多忙な方が多く、お互いに会話し、有意義な情報交換を行う機会が限られますし、顔の見えない、Eメールのやり取りでは、話もなかなか進みません。

 facebook を使えば、各自の好きな時間に情報交換や提案をして、討議もすることができます。
 また、必要に応じて、事案ごとに、オブザーバーを招聘したり、人を紹介する&される事も、facebookの機能は容易に実現できます。

【Facebook の運用スタイル】

  • 友達の承認は、親友、ブレーン、影響力のある友人に限る
  • プライバシー情報の公開は、友達にのみ絞る
  • メッセージ機能で直接のやり取り。および、メンバーを限定した、プロジェクトFBグループでのやりとりを主とする。
  • 逆に、ニュースフィードはあまり使わず、投稿やいいね!もしない。
  • Facebook のプロフィール上には、極私的な関係にのみの活用をしており、申し訳ないが、友達リクエストは受け付けていない旨を明記。当然、Facebook内検索にはデータがかからないように、プライバシー設定を変更する。

松本城

時間は掛けるが、リスク少で有効活用型

 もう少し、友達範囲の広げて、主に理解者・支持者の方々と繋がり、政治活動を広げていく方法です。

 知人や、公式媒体での呼びかけにより募って、友達承認をして、繋がった方々に、日頃の活動や政策を訴えると共に、政治とは離れた、自分の人間性も見せていきます。

 このパターン、別に首長のFacebookページを作るのと変わらないようにも見えます。何が違うかというと、FBページは「原則公開」の為、批判勢力にも情報が流れ、うっかり発言した一言で上げ足取りの論争に巻き込まれます。

 個人アカウントであれば、発言の公開範囲が設定できます。よって、常に発言の公開範囲を「友達」にしていれば、批判勢力に発言が見える事は、原則としてありません。

 但し、それでも、どこから情報が漏れる可能性はあるので、後々にスキャンダルやバッシングになるような事は、書くべきではありません。

【Facebook の運用スタイル】

  • 自分への理解者・支持者である事を確認して、友達リクエストを承認する
  • プライバシー情報の公開は、友達にのみ絞る
  • メッセージ機能で直接のやり取り。および、メンバーを限定した、プロジェクトグループと、ニュースフィードを使い分ける。
  • Facebook のプロフィール上には、知人・理解者の方のみの友達承認している事を明記する
  • 尚、友達数の上限は5000人であるが、その人数になる頃には、FBの使い方も慣れている筈なので、次のステップに移行する

完全公開!リスク以上のメリット獲得型

 これは、まさに武雄市樋渡市長のように、原則オープンにして、有権者は勿論、賛同者から否定派まで、首長に興味を持つ全ての人と交流する形です。

 当然、賛同だけでなく、批判も含めて、多くの反響が得られます。そして、常にビジョンを提示して、良い政治を継続・徹底して行えば、必ず、反響から理解者・応援者が増えます。

 ちなみにFacebookでの交流スタイルは、筋を通して、常に語る事。そして、反対意見には真摯に答える事。

 真摯に反対意見をしてきた人には、きちんと答える事で相互理解を得て、逆に支持者になってもらえる事もありますし、全く出鱈目な反対意見にも、毅然と答えれば、その対応を見ている有権者は、その姿を支持します。

 また、首長としてソーシャルメディアを活用するだけでなく、行政の施策として、ソーシャルメディアを上手に活用した、地域の情報発信や、地縁のコミュニティ形成や、官民一体となった地域振興プロジェクトの推奨などを実施すべきです。

【Facebookの運用スタイル】

  • 知人は友達承認。そうでない方には、友達関係が成立していなくても、首長の公開発言であれば閲覧ができる、フィード購読をして貰う。
  • 基本、発言範囲は「公開」で行うが、支持者など、一定の人間に限りたい場合は、公開範囲を設定して、発言する。
  • 全公開である事を忘れず、伝えるべき事は伝えつつも、マスコミやネットで、上げ足を取られないように、言葉は選ぶ。
  • 全てのコメントに返信する必要はないが、非常に示唆に富むコメント。間違った認識のコメント。真摯or酷すぎるコメント。これらには、真摯に返信する。
  • TwitterYoutubeなど、日本でも主流になりつつある、他のソーシャルメディアも連動して活用する。

首長もFacebookを使いこなそう

 アメリカの流行が、日本には三年遅れでやってくる。これはタイムマシン効果と言うらしいです。

 日本でもFacebookの流行から、欧米のように、政治活動へのソーシャルメディア活用の波が、やっと日本にも来た模様です。(インターネットの選挙活用を解禁する為の公職選挙法の改正にも期待しています)

 首長、及び、それを目指す方であれば、自分のビジョンに賛同してくれる支援者の存在が、どれだけ重要であるかは、言うまでもなく、痛感されている事だと思います。

 是非、日本の地方を、官民の力を合わせて、地域の力で元気にする為、Facebookも上手に活用して頂きたいと思います。

今回のまとめ
首長も目的に応じてFacebookを上手に活用しよう

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